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2006年08月 アーカイブ

2006年08月01日

新しい仲間が増えました!

 本日、「品川と海」の水槽にマアジを10個体追加しました。地味な魚ですがとても庶民的な魚なので、意外と人気があります。そのうち大きくなると「おいしそう?」なんて言われちゃうんだろうな。
 なにはともあれ、健康に大きくなってもらえればと思います。

2006年08月04日

何のにおい?

 ショーステージに立っていると、どこからともなく妙なにおいが漂ってくることがあります。嫌なにおいではありません。少なくとも私にとっては懐かしい、いいにおいに感じられます。
 それは馬のにおい、厩舎のにおいです。
 しながわ水族館の東側、高速道路の向こうに大井競馬場があります。そこで暮らす馬たちのにおいが、風向きによってはしながわ水族館にまで流れてくるのです。鼻の利く方なら水族館にいながら、すぐそばにいる馬の存在を感じ取ることができるかもしれません。

 写真はショーステージから競馬場の方向を写したもの。中央付近の細長い建物は競馬場でレースの状況を監視するための塔です。

2006年08月08日

ヒバシヨウジの抱卵

 共生水槽にいる細長い魚、ヒバシヨウジ。♂♀のペアです。タツノオトシゴに近い仲間で、♀は♂のお腹に卵を産み付けます。
 しかしいくら習性とはいえ、いきなりお腹に卵が付いたりしたら泳ぎにくくないのだろうか?水の抵抗がいきなり増すのだから、最初はフラフラしそうな気もする。産み付けているシーンやその直後を見たことがないので、「次こそは!」と思うのだけど産卵の前兆をつかめないので、いつも気が付けばお腹に♂が卵を抱えている。
 まあヒバシヨウジにしてみれば、人間にジロジロ見られながら卵を産むなんて落ち着かないから、人のいない時間に産んでいるのだろうけど。
 ちなみに写真は発眼といって、すでに稚魚の眼が確認できる段階の卵です。

2006年08月10日

ここまで大きくなりました


 ポリプから遊離したミズクラゲのエフィラ(7月30日のブログでお伝えしました)が、やっと成体の姿になり、展示水槽にデビューすることになりました!まだ大きさが1.0-1.5cmですのでとてもかわいらしいです。小さい体で一生懸命?ピョコピョコと動いています。んー、がんばれ! しかし、大きくなるにつれて体型が変形してしまうことがあるので、気をつけて飼育していきたいと思います。

2006年08月14日

今朝のできごと:大停電

  朝、大森駅前で立ち寄ったコンビニまでは何ともなかったのに、途中の桜新道の信号機がどれひとつ点灯していません。お盆だから信号機もお休み??。であろうはずもなく、これはただならぬ事態!。ここが停電ということは水族館も停電だ!!
  走って職場に着いてみれば照明は非常灯のみ、飼育水の循環ポンプは止まっている。各水槽へのブロア(空気)は自家発電装置が働いて供給されていましたが、大水槽である「トンネル水槽」、「シャークホール」、さらに、とりわけ酸素不足に弱いマイワシの水槽には十分ではありません。急いで酸素ボンベから酸素を送り込みました。
  30分ほどで停電は復旧しましたが、5時間以上停電のままだったら水温が上昇してしまい、やばかったです。いやー、久しぶりに慌てた慌てた。

  写真は循環ポンプの稼動状態を示す中央監視モニターの画面。停電中はポンプが全部停止状態でした。あぁ恐ろしい。停電中の写真はありません。あったらお叱りを受けます。

2006年08月20日

飼育係思いのペンギン

  夏休みは忙しい。大勢のお客様をお迎えしショーの回数も多くなります。これ以上忙しくならないで欲しいと思う私たちの気持ちを察した?飼育係孝行なペンギンをご紹介します。

  それは5月27日に生まれたマゼランペンギンのヒナのことです。親鳥が吐き戻して与える餌をもらって順調に生育していましたが、孵化後90日前後には親鳥たちと同じ餌を食べるためのトレーニングを始めないといけません。労力はそれほどでもないのですが、ある意味ペンギンとの真剣勝負。このトレーニングを始める時期がちょうど夏休みの忙しい時期にあたるのです。

  ところが孵化後69日目にプールに投げ入れてあるアジをあっさり食べたのです。なんて君はえらいんだ!!もっともこれは親鳥の放任主義が手助けをしていた部分が大きいようです。お腹がすいたよぅ、と鳴いても親鳥は知らん顔。オス親の方はさっさと換羽モードに入って自分だけブクブク太りだす始末(ペンギンは子育てを終えてから換羽という自らの衣替えの時期に入ります)。
  あれ?、飼育係孝行はこの親鳥たち??


2006年08月25日

ホップの新技


 イルカショーで大活躍している元気いっぱいのホップがすごい遊びを考えだしました。
 それはなんと、ステージ滑り!イルカショーのステージはツルツル滑るので、ホップは勢いをつけて、ステージに乗りあがって滑ります。
 初めはステージに上がってくるだけでしたが、今では端から端まで一気に滑ることができます。くるくると回りながらなんてのも。
 だれも教えていないのに自分で遊びを考え出して、お客様にお見せしているサービス満点のホップ。ショーをしていない時間のイルカもおもしろいですよ。

2006年08月31日

夏休み終了

  毎年 小学校3-6年生を対象に「一日飼育体験」を開催している。8月中に8回、各回8名の子供たちを水族館に招き、魚類飼育スタッフと一緒に調餌(餌切り)から給餌(餌やり)を行い、さらに普段見ることのできない裏側を見学しながらスタッフの色々な話が聞けるのである。この企画はとても好評で、今年で10年目を迎えた。つまり最初の頃の参加者はもう成人しているのである。恐ろしい・・・。

  お昼に集合した子供たちは2名の先生(スタッフ)が対応する。つまりスタッフ1名につき子供が4名。大したことない人数に感じるかもしれないが、これが大したことである。子供たちはパワフルだ。最初は人見知りしておとなしかった子も30分もしたら本領発揮である。4人同時に違う内容の質問をしたりする。しかも6年生にもなると、かなりハイレベルな質問があったりして、こちらも四苦八苦してしまう。つくづく、学校の先生はすごいなぁ と思う。

  夏休み中にたった8回しかない企画なので、「子供たちに元気をもらいました」と格好良く決めたいところではあるが、実を言えば最後の回を迎える頃には心身ともにヘトヘトである。それでも、あの笑顔や「せんせーーい」という声を思い出すと、また来年もやるぞ! と思うのである。

  夏休みがついに終わるが、魚類スタッフにとっては「一日飼育体験」最終日が夏休み終了の日なのである。

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