1.東京湾に注ぐ川
THE RIVER FLOWING INTO TOKYO BAY
観覧通路中央にミズナラの巨木を配し、「木は森をつくり、森は川をつくり、川は豊かな海をつくる」という本来の自然を再現しました。巨木のまわりをゆっくり歩いてみてください。さまざまな生きものたちとの出会いが待っています。
2.東京湾の干潟と荒磯
DRY BEACH & ROCKY SHORE IN TOKYO BAY
海へと注ぎ込む河川がつくりだす砂地や干潟。波が荒々しく打ち寄せる荒磯。そして生物のゆりかごともなるアマモ場。ここでは東京湾周辺で見られる浅瀬の環境と生物を紹介しています。
3.品川と海
SEA OF SHINAGAWA TODAY
現在の品川の海岸地域をジオラマとともに再現しています。都市化で失われつつある自然を取り戻そうとしている東京湾には今、クロダイやスズキなどが生きています。
4.潮の満ち干と生物
MARINE LIFE FOUND IN TIDAL BASINS
1日2回ずつ起こる満潮と干潮を潮汐現象と呼びます。干潮時の磯には「潮溜まり」ができ、そこに取り残される生物がいます。水温の急激な上昇や下降など、潮溜まりは生物にとって過酷な環境となることもあります。潮汐の再現とそこに棲む小さな生物たちを観察してみましょう。
5.ペンギンランド
PENGUIN LAND
南アメリカ沿岸に棲んでいるマゼランペンギンを展示。6つの巣穴は野生のマゼランペンギンが土を掘って作る巣穴を再現しています。
6.イルカ・アシカスタジアム
DOLPHIN & SEA LION STADIUM
お客様参加型のひと味違ったイルカショー。微笑みをさそうアシカたちのコミカルな動き。彼らの高い知能と運動能力、そしてトレーナーとの信頼関係があってはじめて成り立つショーをお楽しみください。
7.海の素顔
THE NATURAL FACE OF THE SEA
風の強弱、潮汐、海流、塩分濃度などによってさまざまな表情を見せてくれる海の姿を、小窓に配したモニターを通して音と映像で紹介しています。
8.群れを作る魚たち
SCHOOLING FISH
マイワシやサクラダイなど群れで生活する魚を展示。群れを作ることは外敵に捕食される確率を減らすだけでなく、子孫を残すのにも有利であると考えられています。魚種によって群れの形が異なることにも注目してください。
9.大海原へのいざない
INVITATION TO THE GREAT OCEAN
水量500トンのトンネル水槽を見渡すとそこには約60種900尾もの魚たちが優雅に泳いでいます。現在地球上に生活している魚は20,000種類を越え、その1割以上が日本とその周辺に生息しています。
10.東京湾に棲む生物たち
MARINE LIFE EXIST IN THE TOKYO BAY
“汚れのひどい海”の代名詞のような東京湾。しかし環境保護思想の浸透とともに近年少しずつですが、きれいさを取り戻しつつあります。そんな東京湾に棲んでいる生物たちをご紹介いたします。
12.冷たい海の魚たち
COLD-CURRENT FISHES
北の海や深海など水温の低い海に棲む魚たちは、その環境に合わせ多くが地味な体色をしています。しかしフサギンポやタカアシガニなど独特な形態を持つものが多いことや食用としてなじみ深い生物が多いのが特徴です。
13.カメら君の海中散歩
THE SEA SEEN FROM THE EYE OF AN UNDERWATER TV CAMERA~MR.TURTLE
テレビカメラを内蔵したカメ型ロボットが、トンネル水槽内にセットされています。モニター画面を見ながら操作することで魚たちと海を遊泳する臨場感が味わえます。
14.クラゲたちの世界
THE WORLD OF JELLYFISHES
LED照明により演出された4本の変形水槽で優雅に舞うクラゲたちとその生態を紹介します。
15.~夢の水槽~「地球」
THE EARTH
開館25周年記念事業として募集したアイディアから誕生。「地球」をテーマとした水槽です。
16.ふれあい水槽
TOUCHING POOL
水の生物を直接触って観察できるコーナー。水の生物は口こそきけませんが意外にデリケート。やさしく観察してください。
17.海の宝石箱
JEWELS OF THE SEA
熱帯の海に広がるサンゴ礁の世界を再現。色鮮やかなサンゴ礁に群がる美しい魚たち。チョウチョウウオ、スズメダイ、ハギの仲間など、彼らのカラフルな体色は保護色となって身を守ります。
18.世界の大河から
FISHES FROM LARGE RIVERS AROUND THE WORLD
世界の大河からやってきた、大型淡水魚たちに出会えます。
19.珍しい魚たち
UNUSUAL SEALIFE
枯れ葉のように見えるリーフフィッシュ、強力な電気を発するデンキウナギ、ふだんは逆立ちした状態で泳ぐヘコアユなど、世界の珍しい生態・形態をもつ魚たちを展示しています。
20.アシカ“海のライオン”
SEA LION
カリフォルニアアシカを展示。オタリアのオスはおとなになると首に長いたてがみのような毛が伸びることから英語で“海のライオン”と呼ばれます。
21.共生水槽
SYMBIONT WATER TANK
異なる種類の生物が協力して生活することを共生と呼びます。クマノミとイソギンチャクの関係はよく紹介されますが、その他にもテッポウエビとハゼなど様々な共生関係を見ることができます。じっくりと観察してみましょう。
22.海の楽園
PARADISE OF THE SEA
メガネモチノウオは、ベラの仲間で世界最大。ナポレオンフィッシュという名でもおなじみです。
23.イルカの窓
DOLPHIN WINDOW
スタジアムでは見ることのできない水中でのイルカの泳ぐ様子や姿を是非、ご覧ください。
24.シャークホール
SHARK HALL
シャークホールでは、サメの歯や剥製などを展示してサメの秘密に迫ります!
また、悠々と水槽を泳ぐシロワニの巨大な姿は必見です。鋭くとがった歯、泳ぐのに適した体型などをじっくり観察してみてください。
25.アザラシ館
OBSERVATORY FOR SPOTTED SEAL BEHAVIOR
冷たいオホーツク海から流氷とともにゴマフアザラシが北海道の沿岸にやってきた所をイメージしています。少し遠い存在のアザラシを身近に感じることのできる水量240トンの大型水槽です。アザラシのトンネル水槽は日本初!